すっかりブログもお休みしてしまいました。遅ればせながら、ラヴィ・ティドハー〈ブックマン秘史〉を完結させたことをご報告させていただきます。
『革命の倫敦』
『影のミレディ』
『終末のグレイト・ゲーム』
スティームパンクとうたってはいますが、最近の脱SFの流れのスティームパンクとは違って、SF回帰の色濃い作品になっています。第一巻、第二巻で思いきり遊びすぎた分、第三巻に遊びの要素が少なく、解説じみてしまっている嫌いはありますが、それを補ってあまりある作者のSFへの思いが感じられるので、ファンの方には堪能していただけるのではないかと思います。三冊で一つのシリーズという三部作というより、それぞれの物語を楽しんでいただけたらと思います。
あとがきに少しふれた家庭の事情にお問い合わせをいくつかいただいたのですが、家族に病人、怪我人が出たため、急に看護、介護しなければならない人間(とペット)が増えたためです。この問題はいまだに改善されていないので、少し仕事を減らさなければならなくなっていますが、介護のためのリフォームが済めば仕事のペースもつかめてくると思います。いろいろご心配いただいた方にはお礼を申し上げます。これからもよろしくお願いします。
小川隆
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