2009年10月28日

キャット・ランボー「デュー・ドロップ・コーヒー・ラウンジ」

キャット・ランボーの「デュー・ドロップ・コーヒー・ラウンジ」をアップしました。

現代を舞台にした作品で、先に掲載された「死んだ女の子の結婚行進曲」とはまた違った雰囲気です。どうぞお楽しみください。

本格始動したばかりの作家ですが、それだけに、これからの活躍に期待がかかります。また何かニュースがあれば、ここでお知らせしたいと思います。

 

2009年10月25日

キンドル

キンドルを入手。使い勝手はそれなりによいみたいです。これまでミニノートでPDFやワードのファイルで長篇を読んでいたことを考えれば格段の進歩。しかも、B&Nでヌックという新電子書籍リーダーが発売という発表があったせいか、急遽20ドルのディスカウントまであったので、そこらへんはよかったかも。
ところが、米Amazonのキンドル・タイトルのほとんどがアジアのテリトリーは権利がクリアされておらず、入手不能。たとえば、ジョナサン・リーサムの新刊をはじめ、SF関係はしょーもないシリーズもの以外ほとんどエリア外。文学も同じ、ミステリはまだチェックしていないけれど、たぶん同じでしょう。ファンタシイ、YAもだめですから。また、もうキンドルでしか手に入らない準絶版の品切れ本も2003年刊ぐらいのものでもエリア外。要するに、他社が電子書籍をアメリカ国外でも入手できるようにしているのを警戒して、見切り発車しているだけですね。新刊がすぐ入手できること、古くて入手困難になった本を手に入れられること、など電子書籍のメリットはまだまったくといっていいほどない。もっとも、本の置き場所に困っている上、たくさんの本を持ち歩くことがつらくなっているぼくには、若干重宝するところもあります。軽いですものね。B&NのNookが海外でも入手可能になれば、おいおい権利もクリアされていくだろうと思うし、それが時代の趨勢だと思うのですが、まあしばらくは静観して、値下げを待ったほうがよいかもしれません。
小川