2016年1月29日

モノ離れの時代へ

最近のお気に入りにCage The Elephantというケンタッキーのバンドがいる。ラジオでかかっていたときは曲のタイトルと聞き分けができずに、調べるのに手間取った。むkしのブリティッシュ・ビートの雰囲気がほのかに感じられるおもしろいバンドだ。
https://www.youtube.com/watch?v=mzhTA7rblWI

そこで思いだしたのがやはり好きなバンドのBlame Sallyだ。こういう文章になったバンド名をこのところよく見かけるようになったのだ。Drive by TruckersとかWake the Deadとか。

https://www.youtube.com/watch?v=k9g3WoCiKqE


もうピンときた人はいるかもしれない。これって日本のラノベのタイトルと同じではないだろうか。『○○の××』といった名詞にしない書名が増えているように思う。アメリカの本でもやはり名詞でない書名は多いけれど、これはいまにはじまったことではない。とはいえ、増加傾向であることもまたたしかだ。

おそらくきちんと定義できる静的なモノの時代から、ベクトルをもって気持ちのほうを問題とする動的な精神の時代(むかしヒッピーがアクエリアスの時代と呼んだこともあるけれど)に移行しようとする準備がはじまっているのではないだろうか。アイデンティティや帰属集団など問題ではなく、どんな気持ちでどこにつながっていくかがだいじだと考えるようになっているのだ。進化の次のステージだ。モノ作りへの郷愁はあるかもしれない。でも、時代が動いていることをこんなことにもひしひしと感じている。

0 件のコメント:

コメントを投稿