2012年12月26日

外国語で書くということ

作業が遅れていますが、アリエット・ドボダールのエッセイ「外国語で書くということ」をアップしました。英語で書くことの意味はまた特集解説でふれますが、じっさいに外国語で書くということに関して、ドボダールのような同じインドヨーロッパ語圏の作家でもかなり苦労していることがおわかりいただけるかと思います。このエッセイ自体が、けっしてすぐれた英語で書かれているわけでもありません。それでもSFを書いていきたい、世界のSFとつながっていたい、という思いがひしひしと伝わってくるので、同じアジア系の人だということもあり、ぼくはこの作家にすごく親近感を抱いています。 マヤ暦はひとまわりして、また新しい時代に入りました。こういう新しい感覚のグローバルな作家が出てくるのはほんとうに楽しみです。近いうちにまた作品もご紹介します。この新しい動きを理解していただく参考にしていただければ幸いです。 小川隆

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